銀行員なんてやってられない!普通に辛すぎる。体育会系の職場で、お局上司がパワハラだし、ノルマがきついし、事務細かすぎで、もうやってられない!でも、まだ1年目なのに辞めて大丈夫かは不安。辞めたくて仕方ない。
銀行に就職してまだ1年目だけど、思っていた社会人生活と違いすぎてもう既に辞めたい。1年で辞めてしまったら根性無しと思われないだろうか。毎日悩んでいるけど、決心がなかなかつかなくて悶々としている
銀行は1年目から辛い職場です。ハラスメントが横行して、支店長や役員に媚びへつらい、細かい事務に神経をとがらす職場をみて今後のキャリアに不安を覚えている人も少なくないと思います。元銀行員の私の実体験を踏まえて銀行員1年目でどう生きていくべきかまとめました
この記事の目次:
- なぜ銀行は1年目で辞めたくなるのかを確認する
- 辞めたい銀行員が普通の生活を取り戻すには
なぜ銀行は1年目で辞めたくなるのか
1.ノルマがきつい&事務も繁雑で大変
銀行員のノルマは1年生からもちろん存在します。
最初は保険や預金獲得とかでしょうか。クレジットカードの件数といったライトなものもあるかもしれませんね。
これは、銀行支店の一員として運命共同体となる儀式の一つでもあります。いわゆる踏み絵ですよね。
銀行員1年目は当然太い顧客など存在しません。
すなわち、必然的にお願い営業でノルマを達成するしかなくなります。家族、親戚、友人、先輩や後輩を自分のノルマ達成のために利用することになります。
ここで良心が痛んでは銀行員は務まりません。ノルマの達成のためには大切な人さえも犠牲にしなければならない、そういった精神を身につけるために、ノルマが利用されるのです。
本当はあってはならないことですが、これから先、顧客を犠牲にしてでもノルマを達成しなければならないことがあるかもしれません。
新入行員のノルマについては度胸試しです。どこまでバカになれるか、試されています。プライベートを巻き込んでも銀行で勤めていけるか、問われているんです。
2.強制参加の飲み会や地域行事がきつい
飲み会やゴルフ、スポーツ観戦、地域神事など業務以外の業務が盛りだくさんです。銀行員にはプライベートがありません。自分の時間はことごとく奪われ、銀行に忠を尽くすことが求められます。
以前勤めていた銀行の場合は基本的に飲み会は週4回以上、ゴルフの付き合いは夏にかけてのハイシーズンだと2週に1回以上、お祭りなどの地域行事で土日はありませんでした。
プライベートの時間を大切にしたい人には本当に銀行の職場は辛いです。
3.体育会系の雰囲気に耐えられない
銀行は超体育会系です。軍隊をイメージして頂ければと思います。
その気質は支店業務の朝に銀行カルチャーが凝縮されています。
新入行員は誰よりも早く出勤します。そして支店周りの清掃をして、決められた時刻になると上司が銀行通用口を解錠しますが、なぜか綺麗に序列順に支店に入場します。銀行員は役職順を非常に大事にします。
支店長がやってくると、序列順に支店長室に列をなします。正面を向いて頭を下げて、一番の声で「支店長おはようございます」を言うためです。大規模店でも70名程度が支店長に挨拶していましたね。参勤交代の列です、あれは。
当然、軍隊ですからパワハラ、セクハラ、アルハラ、スメハラ上等です。
常に暴言が飛び交い、ノルマ未達、事務ミスなどがあったらすぐに詰められます。自由が全くないということで、私の周りでは銀行を退職することを脱北と呼んでいましたね。
4.せっかくの休みも明日を考えると憂鬱
銀行に勤めていると、ありとあらゆることが銀行に侵食されます。
もちろん入行1年目の新入行員でも例外ではありません。
業務はまだ一人前にできなくとも、軍隊であることから土日も拘束されます。
土日も月曜からの業務や先輩への気遣いを考えなければなりません。仕事でミスをしてしまい、先輩にお詫びをするのにも序列がありますからね。まずは○○さんに謝る、など。仕事以外の気遣いが多い、本当に辛い職場だと思います。
辞めたい銀行員が普通の生活を取り戻すには
結論:いつでも転職できるように準備をしておく
はっきり言って、1年目で銀行を辞めたいと思ったのならラッキーですよ。あとはできる限り早めに転職できるように水面下で準備をし始めることが大切です。
一度会社が合わないと思ってしまったら、その感覚は会社を辞めない限りずっと付きまといます。モヤモヤしながら辞めるまで銀行で過ごさなければならなくなります。
今の時代、第二新卒など当たり前ですし、銀行を1年目で辞めたとなっても、同情してくれる会社も多いです。じっくり転職を考えていきましょう。
ただし、思いつきで転職はよくありません。
次の就職は必ず成功させるために、まずはミイダスというサイトで適性検査や自己分析を無料で行うことができるのでおすすめです。
なぜ最初はミイダス?→最初の一歩から「転職エージェント」をつかうと強引に転職させられる!
転職エージェントという存在をご存知ですか?
担当者があなたのパートナーとなり、転職を後押ししてくれる存在です。
私も転職活動の後半ではお世話になりました。
ですが、転職活動の序盤でいきなり転職エージェントを使うのはおすすめしません。
なぜなら、彼らは時として強引に転職を勧めてくるからです。
転職エージェントの収入は、転職先からの報酬で、その額は転職者の年収の30〜40%ほどです。
仮に年収500万円で転職を成功させたなら、200万円もの報酬が転職先からエージェントに支払われます。
だから、エージェントは必死に転職を勧めてきます。
私の知る限りすべての転職エージェントはノルマに追われています。無理矢理転職を勧められたのでは、在職中に転職情報を収集したい人にはハードルが高すぎます。
転職するにあたってはエージェントは情報を持っているという点で心強い存在ではあります。
しかし、こちらも準備をしないとエージェントの勢いに飲み込まれてしまいます。転職を成功させるためには、ミイダスのような情報サイトで自分なりに転職市場の相場観を鍛えておくことは必要なことだと思います。
【ミイダスのメリット】在職中にじっくりと転職について考えることができる
転職の終盤では転職エージェントを利用して転職を実現する人が多いですが、
「なんとなく転職を検討しているだけで、今のところ転職志望度は高くない」
って人もいますよね。
その場合でも、とりあえず登録しておくことで、いざという時にすぐに動けます。
勢いで転職してしまうと、また失敗してしまうかもしれません。
案外、離職から再就職までの限られた時間は短くて、辞めたは良いものの、あまり熟考せずに次の就職先を決めてしまう、ということも起きがちです。
転職市場は景気に大きく左右されます。
今は転職市場が活況でも、いざ転職するときには停滞しているかもしれません。
転職市場で重要な指標の一つ「新規求人数」は先行指数とよばれ、景気の波より少し進んだ動きをします。銀行マンがよく触れている金融市場とは別の動きをしますので、常にそのマーケットの情報を追っていくことは大切です。
まずはミイダスで常に情報に触れられる環境をつくって、いざという時に冷静な判断ができるようにしておきましょう。
何よりすべきこと!「自分の市場価値を確認」する
現実的に考えると、もしかすると今すぐの転職は難しい状況にあるかもしれません。転職するということは、理屈だけで決められるものではなく、様々な現実を考慮する必要があります。
まずは、自分にどんな選択があるかを把握することから始めることをおすすめします。
そのために、まず銀行員の自分に「市場価値」がどれくらいあるのかということを把握していきます。
ミイダスのポイントとして、個人情報を登録しない点と、向こうからオファーが勝手に来るという点があります。気軽なのがポイントです。なので、本格的にミイダスを使うのもアリですが、私がおすすめする使い方としては、3つの目的に割り切って使うのがおすすめです。
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だいたい5分くらいで次の画面が表示されます。私の入力した画面を晒します。
まあ、正直年収とオファー数はあてにしない方がいいです。年収978万円とかは無理ですね。
まず、ここまでで気がついて欲しいのが、
「企業がどんな経歴をあなたに求めているか」です。
営業職だったら経験年数や成果はざっくりどれくらいか、エクセルスキルはどれくらいかなど、銀行に在職していただけでは気がつかない採用企業の視点を知ることができます。
また、私のおすすめはコンピテンシー(行動特性)診断です。
これは自分自身の行動特性を知ることができる適性診断なのですが、自分自身では気づかないストレス耐性の度合いや、チームワークを大切にするかどうか、状況適応力があるかどうかなど、自分の強みや弱みを客観的に教えてくれます。
こういうの、いったん就職してしまうとなかなかできていないのが現実なのではないでしょうか。
【まとめ】ミイダスは転職の最初の一歩としておすすめ
ここ数年、転職市場はずっとあがり調子です。
人手不足を背景に求人数は急速に増加しています。しかし、転職市場が伸び続けている一方、ブラックに入社してしまう人も多いです。
銀行員は基本スペックが高いので、業種を問わず重宝されることも多いです。せっかく元銀行員というレアカードを持っているのなら、無駄にしたくはないですよね。
何もしなくてもまた明日がやってくれば銀行に出勤することと思います。
「自分は銀行に向いてないんじゃないか」
こう思って毎日やり過ごすのは、正直つらいです。
私の場合はこの繰り返しで入行から10年を迎えてしまいました。
「3年働けばこのモヤモヤは消えるのかな」
と思い続けて3年働いたころには、
「5年働けばこのモヤモヤは消えるのかな」
と先延ばしにしていて、気づけば10年経っていたのです。
私は10年間銀行に勤めたことなんかより、
10年間モヤモヤしながら生きていたことのほうがよほどもったいないと後悔しています。
現在、別の会社で幸せに働けている分だけ、よりそれを強く感じます。
銀行員時代の私の酷い思い込みは以下のようなものです。
- 辞めるには次を決めてからでないとと思い込んでいたこと
- 銀行員は潰しが効かないと思い込んでいたこと
- 仕事への価値観の軸が新卒のままになっていて、転職を思い浮かべてもそれが足かせになっていたこと
でも、転職して分かったのは
- 転職市場に自分を当てはめてみて、意外と銀行員は潰しが効くということ
- 最初は面倒だけど行動すれば、モヤモヤせずに生活できるということ
- あまり恐れずに日々を過ごして良かったんだ、ということ
です。
小さな一歩でも、
ほんの少しでも変えれば大きく変わる可能性があります。
その一歩の支えになれたのなら幸いです。
参考:ミイダス