これまでのインデックス投資遍歴 銀行員は投資信託を買うのか

元銀行員がインデックス投資を始めるきっかけについてです。

 

新入行員が一番稼がなきゃいけないのは積立投信でした

ぼくは、数年前まで銀行の職員でした。

入行後は行内では小規模の店舗に配属されました。保険、外為、クレジットカード・・営業店に配属されてすぐに容赦なくいくつかのノルマが課せられたのですが、新人が一番自爆ノルマしやすいのは少額で積立ができる「積立投資信託」でした。

 

いきなり自爆買い(ノルマを達成できない職員が自ら商品を購入すること)の話ですみません。本当はお客様にセールスして契約頂ければ良いのですが、人脈もセールススキルも無い学生がすぐにそんなことできるわけないんです。

とりあえず訳も分からず「グロソブ」と「日経インデックス225」を各1万円ずつ積立を開始。新入行員の初任給は手取りで13万円程度であり、家賃・別に積み立てた財形も含めれば、そこそこの自爆だったと思います。

 

副産物として、実際に身銭を切ると日経新聞をつぶさに見るようになりました(笑)それは全く違う業種に就いている今でも続けています。新聞を取り続けることが果たして良いことなのかどうかはわかりませんが。

これがぼくの最初の投資となりました。

 

セゾン投信との出会い

そもそも銀行に入行した当時は投資信託を売らなければならないということを知らないでいる大変無知な新入行員でした。「投資」と聞いただけで、怪しい商売なんじゃないか?とかすぐ勘ぐってしまうくらい資産運用系の話には縁遠い大学生活を送っていたのです。

 

投信に興味を持ち始めると、関連書籍を読みあさるようになりました。当時の私は「お客さんに商品を売る以上知識を蓄えねばなるまい」と思っていました。

 

そこで出会ったのが、インデックス投資家で知らぬ人はいないだろうセゾン投信中野社長のこの本でした。

最新版 投資信託はこの9本から選びなさい―――30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!

最新版 投資信託はこの9本から選びなさい―――30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!

 

上記は最新版。購入時のものはこちら。

投資信託は、この8本から選びなさい。

お勧めされている投信に若干変動はありますが、主旨は一緒です。

 

そこには、だまされないための投資信託の選び方などが書かれていたわけですが、その中で印象的だったのは、「(すみません内容がうろ覚えなのですが)世界分散投資を行うことで、世界中の経済に貢献することになる。世界全体としては、人口が増えていって経済規模は長い目で見て更に大きくなるはず。銀行預金として死に金にするよりも、投資信託で世界分散投資しませんか」といった趣旨のことが書いてあったのです。

 

その言葉に共感して、見事!セゾン投信の顧客になりました。

そして現在

セゾン投信での積立投資を始めて5年ほどが経ちました。車を購入する際に一部売却しましたが、現在でも所有しています。

一昨年からはSBI証券に口座開設し、個人向け国債10年、eMAXIS新興国株式インデックス、ニッセイ日経225インデックスファンド等の積立投資を開始しています。

資産配分等はもう少しブログの記述に慣れたら公開します。

 

銀行員の資産運用の実態

ぼくが勤めていた銀行では、低コストのインデックス投資に関するリテラシーは低かったように思います。推測ですが、いくつか理由を考えてみました。

(あくまで私個人の推測によるものです。)

 

1.そもそも資産運用に関心があまりなく、証券会社の口座を開設していない

銀行の投信窓販が解禁されてまだ10数年しか経っていないためか、自行以外で投資商品を持っている話はあまり聞きませんでした。ノルマはいわゆる預かり資産(投信保険外貨)増加数、積立件数のみならずNISA開設口座数純増とかもありましたので、当然自行以外でNISAの開設もできない状態であり、お客さんには売り歩いているものの、自分の資産運用に関心を持つ人が少なかったように思います。

また、インサイダー取引防止のため上場会社の株式の購入に制限があるので、やっぱり証券会社からは遠のいてしまっていたのかもしれないです。

 

2.自爆ノルマ達成に向け現預金を確保しておきたいから

これまで何度かありましたが、決算期末に支店全体の投資商品の目標達成のため、職員が手分けして投資商品を自爆買いすることがあります。そのための余力を確保しておきたいから現預金に振り分けているのかもしれません。余談ですが、自爆買いするのは手数料率の高いアクティブファンドですので、インデックスファンドの購入は許されませんでした。 

 

3.配偶者に資産管理を任せていて、本人が分からない

会社でお金を扱う仕事をしているせいか、家庭では財布は奥さんにすべて預けている行員が多かったと思います。なので、銀行員自身の資産運用については、飲み会とかの場でもあまり話にでませんでした。もしかしたら、奥さんがこっそり資産運用していているのかもしれませんし、そもそも他社に預かり資産があることが話しづらい雰囲気でしたので、実際にはバリバリ運用していたのかもしれませんが。。。

 

なんとなく1の証券会社の口座を持っていないは、当たっている気がします。

 

実は銀行員は、自身の資産運用にそんなに興味ない人が多い(売り疲れ?)のではないかと思います。保守的な人が多かったので現預金で持っていた人も多かったかもしれませんね。