日本語変換ソフトはジャストシステムのATOKを長らく使っています。
月額300円のサブスクリプションサービスです。
「そこまで日本語入力にこだわらなくても良いんじゃないか・・・」
「Google日本語入力で良いんじゃないか・・・」
このように考えて、いつもこのサブスクリプションを解約するのですが、結局戻ってきてしまいます。
完全に中毒です。
今回はATOK Passport(ベーシック)をレビューします。
ATOK Passportは15年近く使っている
一太郎(ワープロソフト)時代からATOKは使っています。
当時は一太郎の付属物といった印象でしたね。
のちにMicrosoftのWordが主流になってくると、ATOKだけ単体で使いたいというニーズが増えて、ATOKだけ単体でお得に買えるように変化していった覚えがあります。
それ以来のお付き合いなので通算15年くらいは使っているかもしれません。
今はやりの「サブスクリプション化」もだいぶ早かったと記憶します。
当時から月額300円とそれなりに良心的で、今もベーシックは価格据え置きです。
メリット1:素早い誤変換への対応
誤変換対応が優秀すぎます。
割と適当にタイピングしていますが、誤字が多発していても、これまでの入力履歴から推測してどんどん修正されます。
修正されると一応申し訳程度のポップアップが出るのですが、3回に1度くらいの頻度では出ていますね。誤変換万歳。
これがGoogle日本語入力だと誤変換までは対応してくれません。推測変換候補くらいは出してくれますが、まだまだ精度が低いです。
Google日本語入力については、出た当時は盛り上がりましたが、もう進化は止まっている印象です。フォントもアプリによっては最適化されていないため、まれに不自然に表示されることがありますね。
はっきり言って、変換するための「スペースキー」よりも、推測変換候補を使うために「Tabキー」を押している方が多い印象です。
スペースキーを何度か押して、変換候補を確定させる体験を、最近はほぼしてないですね。
日本語入力の精度については、すでに陳腐化したものと思っていましたが年々進化しています。
これが月額300円、年額3,600円で手にすることができるんだからコスパ良いですね。
メリット2:推測変換候補が優秀
推測変換候補が優秀すぎて、「人はほぼ同じような文体で同じような文章を書いているのだなあ」と思い知らされます。
完璧に自分の入力のクセを読まれています。
「誤変換してしまったな!(コンマ1秒)」
→「とりあえずTabキー押しとこ(コンマ1秒)」
→「1行目にすでに確定候補。Enter押下(コンマ1秒)」
これくらいのスピード感は出ているように思います。
ディープラーニングの技術が使われているようですが、悪用されるのが怖くなるくらいに学習してしまっています。
メリット3:スマホ版は不要。WindowsとMacだけあればOK
ATOK Passportはプレミアムとベーシックの2本だてですが、私としてはベーシックで十分ですね。
プレミアムなら、iOS版のATOK Passportが使えるのですが、正直iPhoneは標準のキーボードで十分ですね。
サードパーティのIMEが入ると、いまだにややもっさりな印象です。
連文節変換がイマイチ進化しないですが、単文節変換にフリック入力で慣れてしまっていて、これはこれで自分の中で進化が止まっています。
パソコン(WindowsやMac)で使うのであればベーシックで十分です。
まとめ
ソフトウェアの便利さは、毎日使うことが当たり前になりすぎると、時にありがたさを見失います。
これまで月額300円惜しさに何度も解約しては再契約を繰り返し今に至っています。2022年現在、物理キーボードを使った文字入力では最強を誇ると考えています。
次にこの分野でイノベーションが起こるとしたら、まずは音声入力の分野でしょうね。
これはGoogleが自社のスマートフォンで実現していますが、ここにATOKが、どこまで追いつけるかだと思います。
その次は、同時翻訳の世界でしょうかね。
・・・これもGoogleが実現していますね。
Googleの技術がここまで進化しているのならば、もう少しGoogle日本語入力には頑張って欲しいところです。
もしかすると物理キーボード派は取り残されているだけかのかもしれませんが・・・。
なんだかイノベーションに取り残されている気がしてきましたが、とりあえずATOK Passportをしばらくは使い続けていきたいと思っています。
以上参考になれば幸いです。
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