【準備】銀行を辞めるための3つの手順【穏便に辞めたい】

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

決めた!もう銀行辞める!

・・・けど、まずどうしたらいいんだ?

これから銀行辞めます

なるべく穏便に銀行退職手続をするにはどうすればいいの?

いざ銀行を辞めると決めても、実際に辞めるまでにはいくつか手続を踏まなければなりません。辞めるに際して、これから準備しておくと良いことについても書きました。


この記事の目的:

  • 銀行を辞めるための3つのステップを理解する

  • 退職を穏便に勧めるためのコツを知る

 

銀行を辞めるための3つの手順

その①:退職意思を伝える理由を考える

f:id:a-style:20200301173703j:plain

いきなりですが一番大事なのはここです。

銀行退職を決めたあなたは、これから上司と退職交渉に臨まなければなりません。注意すべきは、「お願い」ではなく「交渉」であるという点です。

 

これがどうして大変かというと、

 

  • あなたは退職をお願いする立場なので基本、不利である
  • 上司の立場から考えて、部下が退職するとなるとマネジメント問題(=上司自身の評価が下がる)に発展する可能性がある
  • ギリギリの人員で業務を回していると後任がすぐ配属されない可能性がある

 

以上の理由から、退職意思を伝えるプランはしっかり考えなければなりません。

 

特に考えるべきは「退職日」をどうするかです。

 

退職日が明確でないと、ずるずると引き延ばされる可能性が高いです。というか、経験上絶対に引き延ばされます。銀行は人手不足なのでギリギリの人員で支店業務などの業務を回しているからです。

 

すでに次の就職先が決まっていれば、入社予定日に退職日をあわせるという合理的な理由がありえますが、辞めてから次を探す、といった場合はしっかり考えて退職を切り出さないと足元を見られます。上司は上司で、前述の理由からあなたを辞めさせるわけにはいかないからです。

 

「退職日は申し出からどれくらいの期間あけるのがベストか」という議論がありますが、明確な基準はないです。法的には2週間前とありますが、さすがにそれでは短すぎるでしょう。最低1ヶ月くらい前ではないでしょうか。

 

しかしあまり期間をあけすぎるのも考え物です。

私の同僚に退職交渉が下手で、申し出〜退職まで1年間もかかった人がいます。

1年もあれば再就職についても状況が大いに変わる可能性もあるのに、上司の良いなりになってしまい悲惨なことになってしまいました。こうならないように、綿密に退職プランは立てましょう。

 

ただ、上司とあなたの力関係(パワーバランス)もあるかと思います。上司のハラスメントが原因で退職を考えている場合、退職代行サービスを使う手もあります。詳しくはこちらをどうぞ。 

ちなみに、細かいところですが退職日は月末がベストです。月末以外にすると社会保険料等が1ヶ月余計にかかるんですよね・・・。月末の繁忙を乗り切って「お世話になりました」と辞めましょう。

 

その②:実際に直属の上司に退職の意思を伝える

f:id:a-style:20200301173723j:plain

さあ、退職プランをしっかり決めたところでいよいよ上司と対峙します。

といってもけんか腰で行ってはいけません。闘争本能は胸にしまって、穏やかに退職を切り出しましょう。

 

切り出す場のために上司にアポを取らなければなりません。

上司に直接アポを取るのもありですが、人によっては緊張してしまって切り出せなかったり、周りの職員の聞き耳も気になると思います。アポぐらいは社内メールや、上司の携帯に電話orメール連絡しても良いのではないかと思います。

 

ハラスメント上司でなければ「お世話になったのですが・・・」感を全面に出し下手に出つつも、退職日について交渉しましょう。

手がけている案件があればその見込など、具体的な案件を取り出して、本気度をアピールしましょう。あまり期待しないほうがいいですが、ここで本気度が伝われば、前向きな退職を上司も後押ししてくれるかもしれません。

 

その後は、管理職、人事へと決裁が移っていきます。ちなみに、私の場合は課長(支店長クラス)や人事課長とも面談を余儀なくされました。

また、人事の差し金で、あなたがお世話になったであろう人物との面談を仕向けてくる可能性もあります。役職が上の人ですと、役員とまで面談してやっと退職できた先輩行員がいます。頑張って交渉しましょう。

ちなみに、テレビドラマなどでよくみる「退職願」「退職届」については、基本的に不要かと思います。退職意思を確認する書面フォーマット(様式集)がほとんどの場合整っているので、それに署名するだけです。

 

その③:退職日が決定。粛々と残務を片付ける 

f:id:a-style:20200228230904j:plain

退職日や有休消化日が決まり、あとは粛々と日々の業務を片付けるだけです。

入行同期やお世話になった他部署の先輩などに退職することを伝えるタイミングは、2週間前くらいで良いと思います。ただ、銀行員は人事の噂がとても速いのですぐに伝わっているかもしれませんが。

あなたの残念に思ってくれる人、退職が分かると冷たく当たってくる人など、ここで様々な人間が現れます。退職意思を告げたタイミングで、鉄の心を持つと決めて動じないようにしましょう。同業他社に転職する場合を除いて、ほとんど銀行員と会うことはなくなります。いちいち気にしないようにしましょう。

 

銀行退職を穏便に進める

f:id:a-style:20200301173757j:plain

 

以上、ここまでは本当に穏便に進んだ場合の手順です。

実際には、退職日や有休消化、社員寮に住んでいる場合は、退寮の手続・・・などなど、引継の交渉がうまくいかなかったりして揉めることが考えられます。

ここで弱腰になって退職を取り止める・・・となると、あなたは会社に負い目を残すことになり、さらに悶々と銀行員人生を過ごすことになりかねませんので、態度は下手(したて)に、気持ちは強気でいくべきです。上司とのパワーバランスもできれば無視し、冷静に、事務的に交渉を進めてください。

 

どうしても辞められない、ということになれば、最後の手段として弁護士による退職代行サービスを使う手もあります。以下で紹介しておりますのでご覧ください。