法務の対策はこちら→ 銀行業務検定試験の直前勉強法【法務3級、法務2級】
税務の対策はこちら→ 銀行業務検定試験の直前勉強法【税務3級、税務2級】
こちらは財務3級、財務2級について書かれています。
こんにちは、りゅうです。
銀行員を苦しめる銀行業務検定試験(銀検)財務の最短攻略法を伝授します。
それなりに受験者がいるのに、あまり勉強法が確立されていない試験です。時間がない受験生のために、ギリギリ程度で合格点がとれる直前対策法をまとめました。
- 法務、財務、税務「受験する順番」はどうするか
- やるのは過去問題集だけでOK
- 持ち込む電卓は銀行で使っている電卓以外を使おう
- 65点(合格点+5点)を目指す
- 勉強時間は3級2週間、2級1ヶ月
- 過去問を「加工」する
- 解答を見ながら問題を解く
- 問4はやらない(財務2級)
- 収支の充当問題、資金繰り表の問題などは基本的に解答用紙に枠が記載済み(財務2級)
- 過去問を3周する。答えを見ながら電卓を叩いて解き方を学ぶ
- とにかくわかっているフリをして解答用紙いっぱいに書く
- 税務とのダブル受験はよっぽど自信がない限りやめよう
法務、財務、税務「受験する順番」はどうするか
財務の知識がない場合は法務→財務→税務の順番がおすすめです。財務の知識があるなら財務→法務→税務の順で受験したほうがいいです。3つのシリーズの中では税務が一番難易度が高いです。
やるのは過去問題集だけでOK
銀検では解説テキストと問題集の二つが市販されています。検定協会以外からは対策本出ていないマイナー試験です。
はっきりいって解説テキストはいりません。過去問だけ買ってください。先輩から過去問もらう手もありますが、ぼくは背表紙からビリビリ切り離して使う派なので買い直しました。
持ち込む電卓は銀行で使っている電卓以外を使おう
業務で使っている電卓を持ち出せる場合でも、忘れるリスクがあるので面倒でも購入しておいたほうがいいです。
65点(合格点+5点)を目指す
60点合格ですので65点を目指します。最小の労力で合格しましょう。後述しますが2級については1問捨てるので、1問あたり7.2点獲得しなければなりません。
勉強時間は3級2週間、2級1ヶ月
それくらいが標準時間だと思います。勉強時間としては平日1〜2時間、休日5時間くらい。
平日は朝の時間を有効につかうべし、です。夜は疲れすぎて頭に入りません。特に財務については法務と違って条文や言葉を眺めるだけで頭に入るタイプの試験ではないです。電卓を使って計算する、B/S、P/Lの概念や、初心者レベルの仕訳の理解も必要なので、ある程度は机に向き合う必要があります。ここはストイックに平日1時間くらい時間作りましょう。
特に受験前日のがんばりで合格率が変わると思いますので、日程まで時間が無い場合でもあきらめずに時間ぎりぎりまで過去問を解きましょう。
過去問を「加工」する
背表紙からびりびり破いて、試験1回分10問ずつにして、それぞれ左肩をホッチキスで留めましょう。1回分を過去7回分作ります。
本をぶち壊すので、抵抗ある方にはおすすめしませんが、それなりに効果あります。薄くすることで、やりきりやすくなるうえ1回分終わると達成感を味わえます。破ってしまうので本は使えなくなりますが、勉強の密度が濃くなる気がします。持ち運びもしやすいです。
直近回の過去問は受検日まで日数がないなら捨てていいと思います。直近回は問題と解答が分かれていて使いづらいし、類題の出題頻度が低いです。直近回を除く過去7回の中に類題が必ず含まれていますのでそれで十分です。
解答を見ながら問題を解く
解答をそのままノートに移す感覚で解き方を覚えます。電卓も実際に使って手で覚えてください。3級なら過去問集に自分なりに要点を赤ペンなどで直接書いちゃって良い。後で何回も見るようになるので、時間がないなら教科書に直接書き込んで覚えるのが最短です。
解答はしっかり見る必要がありますが、解説は時間がなければスルーしていいです。採点者のおじさんのつまらないコメントが書いてあるだけです。目に入らないようにバッテンつけてもいいくらい。あくまで合格できればいいので情報量は極力少なくしましょう。
問4はやらない(財務2級)
問4は奇問です。捨ててください。
収支の充当問題、資金繰り表の問題などは基本的に解答用紙に枠が記載済み(財務2級)
資金繰り表の問題や、仕訳の問題で用いるフレームは解答用紙に記載されています。一から自分で表を作る必要はない設問になっています。
ただし、各問の3つめは計算式白地と解答部だけになっていることが多いですので、3つめ解答の際に用いる計算式は事前にしっかり頭に入れておく必要があります。
過去問を3周する。答えを見ながら電卓を叩いて解き方を学ぶ
最低過去問を3回まわせば大丈夫です。回す順番も第131回→第130回→第131回復習→第129回→第130回の順番で、復習しながらやると定着率がいい気がします。急がば回れです。7試験分くらいやり込めればベストですが、もし時間がなくてできなければ5試験分、4試験分やってください。
無理に回数をこなすより同じ問題を何回もやったほうが定着率が良くて点数とれます。
とにかくわかっているフリをして解答用紙いっぱいに書く
本番は書いた量で部分点をくれる傾向があります。書かないで0点より、もがいてもがいて書いて2点でも3点でも多く取りましょう。最多得点ラインは結構合格点ギリギリにあったりします。ちょっとのがんばりで変わりますよ。
税務とのダブル受験はよっぽど自信がない限りやめよう
焦らないで一つずつ確実に合格したほうがいいです。銀行員にとっては、2つ受験して2つとも合格するより、2つとも不合格の烙印のほうがキツイのです。
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