持株会の譲渡所得の確認で、確定申告会場に行ってきた話

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こんにちは、りゅうです。

みなさん、確定申告はお済ませですか?

ぼくも混み合う前に先日、平成27年(2015年)分の確定申告に行ってきましたので、勉強になった点をまとめます。

 

なぜ確定申告したのか

2016年現在、ぼくはいわゆるサラリーマンで、収入は給与収入しかありません。

しかし、2015年中に持株会の株式の売却を行い譲渡益が発生したことから、確定申告する必要がありました。

証券会社と取引する際は、譲渡益や配当に対し源泉徴収されて課税関係が終了する「特定口座(源泉徴収あり)」の契約を行えば、通常は確定申告不要なのですが、持株会の口座はなぜか「一般口座」だったため、確定申告する必要があったんです。

確定申告は電子申告(郵送)のがいい

国税庁の「確定申告作成コーナー」は超便利です。良くできていると思います。

ブログを読まれているくらいリテラシーがある方なら、さっさと国税庁のサイトで確定申告を作って印刷して、郵送で出してしまった方が効率が良いです。(e-taxは別途リーダーが必要なので控除があるとはいえ買う手間等を考えると、個人的には郵送がベストかと思いました)

じゃあ、なぜあえて確定申告会場に行ったのか

それは、株式の売却をした際の「精算書」が野村證券から送られてきたのですが、正直、この精算書は税務申告向けには作られておらず、超分かりづらかったからです。

どこまでが「収入」とみなされるのか、どこまでが「経費」なのか、さっぱり分かりません。売却益は大した金額ではありませんが、申告後に税務署から「おたずね」されても面倒なので、最初から税務署の担当者と見解を「握って」しまえば後々トラブルにならないだろうと思いました。また、個別具体的な案件とはいえ勉強になるかとも思いました。

会場はどんな感じか

会場に入ると、まず機械的に一列に並ばされて、順番が来たら、

①個別に税務署員に相談、見解の確認

②自身でパソコンでe-taxを操作し、国税に申告

③控えを受け取る

って感じでした。

列に並んで20分ほどで、①の、担当者と相談することができました。

どうやら会場には、所管税務署の職員の他、国税局から派遣された若手職員とアルバイトが混在しているようで、最初の相談窓口は国税の若手職員でした。(自己紹介はないが、ネームプレートのデザインが微妙に違う)

精算書については、売却時の諸費用が引かれた実質の収入から、配当を含めた総投資額を引いた所得で計算して欲しいとの見解でした。どこまで経費に入れていいのかといった疑問にもスムーズに答えていただきました。これで、言われたとおり、申告することにしたので、後々経費計上で揉めることはなさそうです。

疑問も解決したところで、早速PCの申告ブースに移ろうとしたら、、、その職員に呼び止められました。

やっぱり税務署員はするどい

国税「ところで、りゅうさん。クリアファイルに入っているそれ、何ですか?」

税務署員に呼び止められるとドキッとしちゃいますよね(^_^;)

その職員は、源泉徴収票とかまとめてあったクリアファイルからちらっと見えていた、証券会社の特定口座年間取引報告書が気になった様子でした。

特定口座の取引については、源泉徴収されて課税関係が終了しているため、あえて確定申告に載せる必要はないんじゃないかなーと思って黙っていたんです。

言われたとおり職員に見せたら、ひとこと。

国税「これ、申告すると還付されますよ」とのこと。

ぼくは銀行と証券会社で4つの特定口座があるのですが、3つの証券会社で譲渡益が発生しているものの、1つの証券会社では譲渡損が発生していました。

通常は1つの証券会社だけ利用していて、A投資信託の売却で利益が出て、B投資信託で損が出ていたら自動的に相殺してくれます。ところが、異なる証券会社同士では当たり前ですが情報共有されないので相殺できないんです。

なので、確定申告すれば損した分、利益から控除できるんですね。いわゆる内部通算てやつです。

この辺は知識として知ってはいたのですが、損失の出る株取引が昨年初旬で、かつ損失も少額だったので意識していませんでした。利確した分のが大きかったのでそっちに意識が行っていました。

おかげで、納税額がちょっとですが(3,000円くらい)減りました。

PCブースは30分くらい

PCブースに移ってからは、家庭で国税サイトから申告するのと同じ画面で数字を入力して申告します。アルバイトの方が補助してくれます。とはいえ、経費の見解を聞くことが、会場に来た主目的ですから、特段助けも借りずに入力を終えました。30分もあれば入力が終わります。

入力の完了など重要な局面では、アルバイト職員から国税or税務署の職員にバトンタッチされて内容精査→承認印が押されるので、単純な間違いは極力減らせるのかなと思いました。

まとめ

入力が終わり、申告が終わると、確定申告書の控えを印刷して終了になります。来年からはマイナンバーと、免許証などの本人確認書類持ってきてねと案内されました。

会場へ入場〜退場までの時間は1時間くらいだったでしょうか。アルバイトの方からは「今日は空いているので、よかったですね」と言われたので、普段はここまで早くないかと思われます。

来年からは、確定申告のために会場に出向くことは恐らくないかと思いますが、実際に話してみて色々勉強になりましたという話でした。

(なお、ぼくは税理士免許を有しておらず、精算書の見解もケースバイケースかと思います。参考になればとは思いますが、内容の解釈は自己責任でお願いします。)