【コロナショック】新規求人数や有効求人倍率は銀行員の転職に影響?

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景気が良いときの銀行入行組です。やっぱり転職活動は景気の影響モロに受けると感じています。納得いく転職を実現するために、景気の循環を待った方が良いのでしょうか

今すぐ銀行辞めたい!けど、景気悪いから転職失敗するかも・・・。銀行就職で失敗しているから、転職では失敗したくない。転職活動は景気をみて判断すべき?

転職に失敗したくないからこそ、今の景気状態は気になりますよね。毎日日経新聞とにらめっこしている銀行員なら尚のこと気にすると思います。でも、本当に「辞めるベストタイミング」ってあるんでしょうか

 


この記事でわかること:

  • 転職の際に新規求人数や有効求人倍率は銀行員の転職に影響するか
  • 求人動向は景気に遅行して動く
  • 銀行員なら転職の準備は常にしておくべき

 

新規求人数や有効求人倍率は銀行員の転職に影響するか

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結論:全くみる必要なし!

今すぐ転職に向けて動くべき

 

なぜなら、指標自体は転職の参考にならないからです。

以下に理由を説明します。

 

景気動向指数とは

日経新聞に載っている景気動向指数とは、国が景気判断するために使う指標です。長期金利とか、完全失業率などは新入行員研修で教えられたりしたんじゃないですかね。

 

指数自体にも特徴があって、統計の方法のほか、大きく分けると、先行指数、一致指数、遅行指数の3つです

 

先行指数が実際に景気動向に先んじて動く指数、一致指数は実際の景気と一致して動く指数、遅行指数は実際の景気に遅れて変動する指標のことですね。

 

雇用関係だと、重要になるのは先行指数で新規求人数、一致指数で有効求人倍率、遅行指数で完全失業率の3つでしょうか。よく、ニュースなどでは完全失業率に注目して、景気が良い/悪いを判断したりするのを聞きますね。

 

では、転職志望者はどの指数に注目すべきなのでしょうか

 

新規求人数(除学卒)に注目すると?

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景気をキャッチアップして転職するという意味では、先行指数や一致指数が参考になりそうです。先行指数では新規求人数、一致指数では有効求人倍率ですね。

 

ではこういった指数を頼りに転職するのがベストかというと、そうではありません。あくまで参考程度に留めるべきです。

 

例えば、新規求人数はハローワークの求人数(除学卒)です

 

ハロワなので非正規社員も含めて拾える、といえば聞こえはいいですが、新卒の採用数が入っていないですし(新卒はハロワ経由はほとんどおらず、新卒は採用の時期が4月と決まっているのに毎月統計するとブレるためですね)、リクナビ、マイナビなどの民間の就職支援事業の求人数は含まれていません。

 

銀行に入行する際にハローワークを活用した人は少ないと思います。恐らく多くがマイナビかリクナビ経由でしょう。テラーなどの窓口勤務だって、プロパーのエリア採用職か、パソナなどの派遣求人サイトかエージェント経由がほとんどでしょう。

 

つまり、国が雇用情勢をみる指標としては有効でも、求職者にはあまり意味のない指標といえます。

 

ちなみに、有効求人倍率もハローワークの求人を元に算出されています。ハローワークを悪くいうつもりはありませんが、転職したい銀行員が使う指標としてはちょっと実態とかけ離れている気がしますね。

 

求人動向は景気に遅行して動く

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基本的に採用計画は企業の中期経営計画の範囲で、単年度で景気が悪くなったとしても大きく変わりません。そもそも景気悪化で内定を取り消すような会社は、もともと経営状態が悪かった可能性が高いことは、なんとなくわかりますよね。

 

しかし、景気が悪化すると次年度以降は自社の経営状況により採用計画に見直しがかかる可能性が高いです。

 

景気が後退する兆しがあるのなら、早めに動いたほうが良さそうです。

 

銀行員なら転職の準備は常にしておくべき

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というか、転職活動は常時行っていたほうが良いです。

 

新卒と違って転職は1回切りのカードではないし、実際に退職する時期はあなた自身が選べるからです。

 

ですから、

  • 転職情報サイトをこまめにチェックする、
  • エージェントとやり取りはしておく、
  • 職務経歴書は常にアップデートしておく、

などの活動をちょっとずつ行っておくことにより、いざというときに身軽に行動できます。

 

転職の準備をしておくと、自分自身を守ることにも繋がります。銀行でトラブルがあっても、いつだって転職できる用意があれば思いきった行動がとれますからね。

 

余裕があるのなら、退職するタイミングも逆算しましょう。

こういった記事も書いています。

 

www.ryuno.net

 

 

自分の市場価値を確認する

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現実的に考えて、もしかすると今すぐの転職は難しい状況にあるかもしれません。転職するということは、理屈だけで決められるものではなく、様々な現実を考慮する必要があります。

 

まずは、自分にどんな選択があるかを把握することから始めることをおすすめします。

 

そのために、まず銀行員の自分に「市場価値」がどれくらいあるのかということを把握していきます。

具体的には、ミイダスという転職情報サービス(無料)を使います。

 

ポイントとして、個人情報を登録しない点と、向こうからオファーが勝手に来るという点で気軽なので、本格的にミイダスを使うのもアリですが、私がおすすめする使い方としては、3つの目的に割り切って使うのがおすすめです。

 


  • 企業がどんな人材を欲しがっているのかを知る
  • 企業が見る数字を肌感覚で掴む
  • コンピテンシー(自分の行動特性)診断を受ける

 

ミイダスの登録は、超簡単です。

サイトに進むと次のような画面が出てきます。

 

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順次用意されている提携質問にスマホでタップしていくだけで簡単に終了します。

 

 

だいたい5分くらいで次の画面が表示されます。私の入力した画面を晒します。

 

 

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まあ、正直年収とオファー数はあてにしない方がいいです。年収978万円とかは無理ですね。

 

まず、ここまでで気がついて欲しいのが、

「企業がどんな経歴をあなたに求めているか」です。

 

 

営業職だったら経験年数や成果はざっくりどれくらいか、エクセルスキルはどれくらいかなど、銀行に在職していただけでは気がつかない採用企業の視点を知ることができます。

 

 

 

また、私のおすすめはコンピテンシー(行動特性)診断です。

 

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これは自分自身の行動特性を知ることができる適性診断なのですが、自分自身では気づかないストレス耐性の度合いや、チームワークを大切にするかどうか、状況適応力があるかどうかなど、自分の強みや弱みを客観的に教えてくれます

 

こういうの、いったん就職してしまうとなかなかできていないのが現実なのではないでしょうか。

 

今の自分の軸は何なのかを客観的に把握できますので、ミイダスでぜひ受けておいた方がいいです。もちろん、ここまですべて無料でできますよ。

 

参考:ミイダス