私は、メインのスマホをiPhoneSE(2020)としていて、SIMを複数使い回しています。
メインはKDDIのpovo2.0、サブは楽天モバイルです。
楽天モバイルは2021年くらいまで“ゴリゴリ”新規契約を伸ばしていたように記憶していますが、2022年に入ってから3ヶ月無料のキャンペーン縮小に着手するなど、徐々に新規の間口を狭めています。
ばら撒きははもう終わった、そういう印象です。
先日、ドコモショップの前を通りかかった際に気になる広告を見つけました。
「楽天モバイルのauエリアローミングが順次終了しています」
「突然スマホの電波が悪くなったお客様はご相談ください」
楽天モバイルは、2021年のイケイケ販促期はauエリアローミングも併用されていたエリアが多かったように記憶しています。
今は日本全国ほとんどのエリアでローミングが終了していますので、確かに楽天モバイルが繋がりづらくなっています。
私自身は楽天モバイルを快適に使い続けられています。楽天casaなどの基地局を家に設置してくれている人が近くにいるのかもしれません。
しかし、ちょっと移動すると楽天モバイルが圏外になることもしばしばです。肌感覚ですが、人によっては、ローミング終了によってかなり不便を強いられているように思います。
2021年の楽天モバイル販促期には、ドコモもがっつり楽天モバイルにお客さんを取られているんでしょう。広告を見るとドコモショップの必死さが伝わってきます。
基地局の設置営業はかなり大変であると聞いたことがあります。
楽天モバイルは楽天グループの資産を相当食い潰していると想像できますが、携帯は繋がってなんぼなので、ここを踏ん張って頑張って欲しいですね。
ドコモに関していえば、個人的にはですが、他社を貶めて自社に誘導する広告はあまり好みではありません。下品にも思えてしまうのですが、それだけ必死なのはよく伝わります。
現代では、ほぼ全国民に携帯が行き渡っており、ドコモショップの生き残り施策としてMNP実施数を重要施策(KPI)にするしかないんでしょうね。現場の人は本当にご苦労されていることと思います。
銀行に勤めていた時は、法人融資の借り換えや住宅ローンの借り換え営業は嫌いな業務でした。世の中に何も価値をもたらさないからです。
ふと、ライバル社を広告に登場させてMNPを誘発するPOPをドコモショップでみて、銀行時代を思い出しました。
ただ、今になって思えば、銀行の借金肩代わり(融資の借換)やMNPについては、社会に価値こそもたらしていませんが、より安価にサービスを世の中に広めることで、そのサービスを一般化させることくらいには寄与しているのかもしれません。それでも、あまり生産的とは思えませんね。
私は、楽天モバイルは「サブ」として保つことをおすすめしています。
とくに、楽天モバイル利用者が利用できる「楽天LINK」というアプリを利用すれば、固定電話や携帯電話への通話料が無料で利用できます。
そもそも楽天モバイルは0〜1GBまでデータ通信を使わなければ、月額料金は無料ですからね。そのうえ、楽天ひかりを抱き合わせで契約すれば、1年間光回線を無料で使わせてくれるという神サービスです。
楽天モバイルの「繋がらないリスク」は完全には無くなっていないので、あくまでサブでの利用に留まっていますが、ここからの飛躍が楽しみなキャリアです。
iPhoneは、3年以内に発売された機種であれば通信するために必要なSIMカードを2枚使うことができます。
そのうち1つを楽天モバイルに、もう1つをpovoなどの大手キャリア格安プランにするのが今のところベストです。月額2000円程度で25GB使え、電話もかけ放題です。いい時代です。本当に。
一方で、ahamoやpovoなど大手キャリアの格安プラン登場により、携帯利用者としては非常に快適ですが、携帯キャリアは本当に苦労が多い(とくに現場の人)な、と感じた話でした。
以上参考になれば幸いです。