最近の家電はどんどん多機能化していってますよね。
その結果、1つ1つの商品が高額になっています。
2020年に我が家ではパナソニックのドラム式洗濯機(洗濯乾燥機)を買いました。
パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 11kg 左開き 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 ナノイーX ノーブルシャンパン NA-VX900AL-N
- 発売日: 2019/11/01
- メディア: ホーム&キッチン
ざっくり30万円ほどの買い物でした。私にとっては超高額です。
10年くらい前までは洗濯機だなんて「5〜6万円くらいの買い物」だったと記憶しているのですが、2010年代くらいから多機能化に伴って結構な金額しますよね。単機能だった時代にくらべて、故障のリスクも大きいです。
故障のリスクを補償する保険として「家電保険」というものがあります。
高額な修理代のリスクに備えるため、今回は東京電力エナジーパートナーの家電修理サービスに加入しましたので、そのことについて書いていきます。
- そもそも家電補償は必要な保険か?
- じゃあどの保険に加入するか
- アメリカン・エキスプレス・カードの保険
- 買ってしまったあとに入れる保険は少ない
- 東電の家電保険
- 隠れたデメリット:保険募集停止にならないといいな
そもそも家電補償は必要な保険か?
家電補償(保険)とは、洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどのいわゆる白物家電を中心に、故障した際の修理代や出張サービス料を補償してくれる保険です。
ネット上では「家電保険なんていらない」という声も結構あります。
「保険というのは、万が一に備えて、自分の手持ち資金では払えない場合に入るものであり、コスパが悪い」こういう話ですね。
たしかに、5万円とか、10万円の買い物だったら私も保険加入しないと思います。
また、テレビとか冷蔵庫については保険に入りたいと思いません。
なぜなら、おそらく壊れないだろうと推測されるからです。そんなに駆動する部分もないですしね。
でもまあ、今回の洗濯乾燥機(ドラム式洗濯乾燥機)は別です。
ハイスペックな洗濯乾燥機の場合、
- 高額なお買い物(30万円!)
- 多機能でかなりの精密機器、にもかかわらず駆動部分が多い
からです。
駆動部分が多いという話ですが、今の洗濯乾燥機って乾燥機能については熱風をひたすら当てて乾かす仕組みではなく、除湿機のような機能を乾燥機に応用しており(ヒートポンプ機構)、これが故障しやすい原因のようです。
また、エアコンや除湿機と同様にホコリが溜まりやすい家電ですから、これも故障する原因となります。どんなに普段からメンテナンスをしていたって、素人にできることは限られます。
つまり、洗濯乾燥機(ドラム式洗濯機)構造的に故障しやすいんです。
なので、保険加入する価値があるかなと思いました。
じゃあどの保険に加入するか
検討に上がったのは以下です。
- 家電量販店の長期保証
- アメリカン・エキスプレス・カードの「家電総合補償」
家電量販店での保険は一番手軽ですね。
けれど、意外と自己負担金があったり、補償期間がどんなに長くても最長で5年保証のため、洗濯乾燥機を新品購入から少なくとも7年は使いたい私のニーズには合いませんでした。
家電量販店のなかでは、ケーズデンキが一番良いと思われますが、我が家の近くに実店舗がないので除外されました。
ヨドバシあたりの条件が良ければと思いましたが、ポイントの5%分の保険料と高額で、自己負担も結構大きく、検討対象から除外されました。
アメリカン・エキスプレス・カードの保険
クレジットカード会社のアメックスでも保険の取り扱いがあります。
っていうか保険屋さんなので結構保険ラインナップが充実しています。
「家電総合補償」という名称で取り扱いがあります。
年間保険料が2,900円と7,000円の2つのコースがあって、それぞれ買ってから補償3年/年間補償20万限度というコースと、補償5年/同50万限度のコースです。
私のニーズだと7,000円のコースが合致します。
補償割合が「買ってから5年目で50%」と半分になりますが、私の洗濯乾燥機の場合は15万円まで修理費を補償してくれますから十分です。
アメックスの保険のいいところは、保障される家電の種類の多さですね。スマホや時計はだめですが、私の身の回りのものでいえば、
・タブレット(iPad Pro)
・パソコン(MacBookPro)
・食洗機
・掃除機
・ミラーレス一眼カメラ(7,000円コースのみ対象)
あたりは対象です。これらを足し合わせると下手すりゃ購入価格が50万円を超えるので、たとえば高額なAppleCareに入るよりも割安な気がします。
ただ、「すでに買っちゃったものは対象外」なんですよね。保険に加入後かつ、アメリカン・エキスプレス・カードで買ったものが対象です。
保険加入には書面提出する必要があり、書類請求〜保険開始まで長ければ1ヶ月くらいかかります。
私の場合は、タブレットもパソコンも買ったばかりなので、今さら入っても補償対象外です。
アメックスの場合は、「これから家電まとめて買うぞ!」というときに加入すると良いですね。残念ながら私には時期が悪かったです。
買ってしまったあとに入れる保険は少ない
さてさて上述のとおり2つの保険を検討したのですが、基本的には商品を買ったときに付保するものが大半なので、買ったあとに加入できる保険は少ないですね。
家電を買う際は、最安値にどうしても目が行きがちで、保険とか買ったあとのことは後回しになりがちですが、壊れやすそうな家電を買うときは注意が必要ですね。
東電の家電保険
さて、東電(東京電力エナジーパートナー)の家電修理サービスですが、以下のメリットに魅力を感じて加入しました。
これだけでも十分ですが、加えて
・買ったあとに加入可能
・月額300円という安さ
・全国加入可能
がポイントと思います。自己負担なしだし、修理回数の制限もありません。好条件すぎます。
逆にデメリットとしては
・補償される家電の種類が少ない
(エアコン、冷蔵庫、洗濯機のみ)
というところかな、と思います。
ただ私の場合は冷蔵庫に保険つける必要性を感じないし、エアコンは賃貸なので大家さんの所有物です。
洗濯乾燥機だけの補償でも300円払う価値はあるなと思いました。
隠れたデメリット:保険募集停止にならないといいな
家電補償についていろいろ調べていて感じたのですが、採算が取れないためかわかりませんが、表舞台から消え去った保険が結構あります。需要ないんですかね。
東電の家電修理サービスも、契約期間は1年間(自動更新)のため、加入者が少ないと募集停止となる可能性があります。
(ちなみに、この保険、2021年から250円→300円に保険料が値上がりしています。値上げだけで済めばよいですが・・・と心配しているところです)
この記事を読んでメリットを感じていただけたら、ぜひ加入をおすすめします。
これ、広告案件などではなく、いち加入者として、保険が存続してほしいからです。よろしくおねがいします。
関連記事
東京電力の家電保険よりもアメックスの家電保険のほうがお得です。
私の場合、アメックスの家電保険加入より先にドラム式洗濯機を買ってしまいました。
できればアメックスの家電保険をおすすめします。
もしこれからドラム式洗濯機を買うのなら、気をつけてほしいことがあります。人間、高価な買い物をするときには、視野が狭くなってしまいます。一読だけしていただければ、たぶん、失敗しない良い買い物ができると思います。
お題「#買って良かった2020 」